「なんかしんどい…」と思うあなたへ。 体と心が軽くなるヒント。

産後のなんとなくしんどいが軽くなるヒントをお伝えします。
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多谷 のどか
理学療法士
整形外科クリニックで理学療法士として10年間勤務
尿失禁ケアセラピストの資格保有
クリニック内での産後ケア講座をはじめ、子育て支援センターや地域センター、市のイベントなどで講師として登壇
オンラインでも講座を行なっている

「ママが満たされて笑顔になると、子供も家族もより笑顔に豊かになれる」そんな想いを胸に一人ひとりに寄り添ったサポートをしている

こんにちは。
今日は、産後のママさんに向けて、
そっと背中を押せるような、
そんなお話をしたいと思います。

目次

しんどいのは、あなたのせいじゃない。

体が重い、気持ちが沈む、イライラしてしまう。
そんなふうに感じているママさん、いませんか?

それ、決してあなたのせいじゃないし、我慢しなくていいんです。

「なんでこんなに余裕がないんだろう」
「赤ちゃんは可愛いはずなのに、笑顔になれない…」
「イライラしてしまう」
「私だけがこんなにしんどいのかな」

そう思ってしまう気持ち、すごくよくわかります。


私も、長男がまだ小さかった頃、まさにそんな状態でした。

体も心もボロボロで、かわいい我が子を「かわいい」と心から思える時間が少なかった。
でも自分自身がケアを受けて、
そして色々な背景を持ったママさんをケアさせてもらうようになって、改めて思うんです。

あの時の私も、今しんどいあなたも、何も悪くない。


ただ、ほんの少し「自分に優しくする時間」が足りていなかっただけなんです。


体と心は、つながっている。

産後は、身体がまだ回復しきっていない状態で、24時間体制の育児が始まりますよね。


夜泣き、授乳、抱っこ、寝不足…
自分のことは後回しで、毎日をなんとか乗り切ってる。


でも、その「なんとか」の積み重ねが、いつの間にか心や体をすり減らしているんです。

たとえば、肩こりや腰痛。

薬を飲めば1日をなんとか誤魔化しながら過ごせるから大丈夫。
このぐらいの痛みなら我慢できるから我慢しよう。

そう思っていませんか?

その反面、なんとなく薬飲み続けるの嫌だな…と
心の奥底で思っていませんか?

でもその心の奥底の自分の気持ちに蓋をして見て見ぬふりをして放っておくと、
知らず知らずのうちに気持ちまで沈んでしまう。

余裕がなくなると、ちょっとしたことでイライラしたり、子どもに強く当たってしまって、あとから自己嫌悪…。


そんな負のループに入ってしまっていませんか?

でもね、体がラクになるだけで、心にも余裕が戻ってくる。
これは、たくさんのママさんを見させてもらって、そして私自身も実感してきたことです。

私がラクになれた理由

私自身も長男の出産後、

「なんとなくの体の不調」
「ワンオペ」
「自分に自信がない中での子育て」
「家事も子育てもしっかりしなきゃ」
「周りに頼れる人がいない環境」
「全然寝ない我が子」

に毎日毎日疲れ切ってしんどくて、
自分のことを考えている余裕のない毎日でした。

「夜になるのが怖い。今日も1日始まってしまった。」

そう思っていたことをよく覚えています。

そんな毎日をなんとかこなす日々を過ごしていて
育休が終わり仕事復帰をしました。



ですが、「仕事」というタスクが加わり


一人で「育児」「家事」「仕事」「家族のこと」を
全部行うことの限界を迎え、
体調を崩してしまいました。


そうなって初めて、

  • 自分自身の思いを押し殺していたこと
  • 自分の偏った考えや価値観が自分自身を苦しめていたこと

に気づいたのです。

そのことをきっかけに自分は本当はどうしたい?

を考えるようになりました。

それから次男の出産後、
「骨盤内臓器脱」「尿漏れ」「お湯漏れ」「腱鞘炎」「背中や腰の痛み」「足の痺れ」

といった体の不調がたくさん出てきました。

抱っこしたくてもしんどいからできない、
抱っこしたくない、
子供と遊びたくても遊べない、、、


そうすると子供も甘えられずイライラしたり
そうさせてしまっているのは自分だと責めて、
そんな自分にとても落ち込みました。

変わったきっかけは体のケア


整形外科のクリニックで勤めていたので、
患者さんの体のケアはしていましたが、
自分のケアは、学生の頃怪我をした時以来で
「私なんかが受けてもいいのだろうか?」
「私よりもっとしんどい人がいるのでは?」
と医療従事者らしからぬ思考がよぎり
予約するのにとても勇気がいりました。


それでもその当時の私が

「体を楽にしたい」
「子供たちと遊びたい」
「抱っこしたい」

という想いが強かったので、
自分を大切にしようと決めて、
想いを叶えるためにケアを受けに行きました。


体のケアを受けていただけのはずでしたが、

実際は
体が楽になることで、心も楽になっていく」
というなんとも不思議な感覚でした。

そこで初めて
体と心は繋がっている
という言葉に腹落ちをしました。


ママさんのリアルな声から

最近、1ヶ月から5ヶ月ぐらいの赤ちゃんを連れたママさんたちをケアする機会が多く、
そのたびに、赤ちゃんの可愛さに癒されながらも、「お母さんってすごいな」って感じています。

あるママさんは、肩こりがひどくて、吐き気がするほどの状態が続いているようでした。


ですが、1回目の施術を受けたあとにこう言ってくれたんです。

「体が楽になって、子どもに怒らずに過ごせた」
「今日はいつもより優しくできた気がする」

やっぱり自分のケアをするってとても大切なんですね。」

その言葉を聞いて、私もすごく嬉しくなりました。


体のしんどさを少し軽くしてあげるだけで、
心にも変化が出るんだなと、改めて感じました。

あなたの今の体の声を聞いてみませんか?

今の時期、4月・5月は特にしんどい時期でもありますよね。


入園・進級・入学…子どもたちの環境がガラッと変わって、慣れるまでに時間がかかります。

子供達も普段よりも疲れていてイライラしやすくなったり、甘える時間が多めに必要だったりしますよね。


そして子どもがちょっと不安定になると、親である私たちもフォローに追われて疲れたり、心がすり減ってしまいますよね。


「新しい環境についていかなきゃ」と
頑張るママ自身も緊張して、よく眠れなかったりしていませんか?
そんな状態が続くと、気づけば心も体もカチカチになってしまいます。


そして今は、ゴールデンウィーク真っ最中。

家族とのお出かけや、両親に会いに行く、
ワンオペで子どもを見るなど、

普段と違うペースに、疲れがたまりやすい時期でもあります。

そんな中で、少しでも自分のために、自分を労ってあげる時間を作ってもらえたらと思っています。

  • いつもより睡眠時間を多めにとる
  • 湯船に浸かってみる
  • 好きなものを食べる
  • 温かい飲み物を飲んでみる
  • ストレッチをする
  • 体のケアをしに行く
  • ドライブに出かける

などなど、
自分が本当は今したいと思っていることを我慢せずに行ってみること
それは自分のケアをすることの大きな一歩です。

自分が心地良くなり、楽になる方法で過ごしてみて下さい。

「実は体がしんどかった」
「頑張りすぎていてしんどかった」


そんなママたちが、ひと息ついて、また笑顔で過ごせますように。


「私のことかも」と思ったあなたへ

「なんとなくしんどいけど、何をすればいいのかわからない」
「このままでいいのかな、でもどうしたらいいのかわからない」

そんなふうに感じているママさんにこそ、
まずは体の声を聞いてあげてほしいなと思っています。


体が少し軽くなると、心にも余裕が戻ってきます
そしてその余裕が、あなた自身の笑顔につながっていく。

私も、しんどかった時期を経験してきたからこそ、
心から思います。


ママの笑顔って、本当に家族全体に影響するんです。

頑張りすぎなくていい。
立ち止まっていい。
自分にやさしくしてあげる一歩を、
ぜひ踏み出してほしいです。

ママたちがひと息ついて、
また笑顔で過ごせるきっかけになってもらえると
嬉しいです。

あなたが少しでもラクになって、
「今日、ちょっと笑えたかも」
「育児楽しい」
「自分で良かった」
と思える日が増えますように。

最後までお読みいただきありがとうございました🌷


産後のなんとなくしんどいが軽くなるヒントをお伝えします。

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この記事を書いた人

理学療法士として整形外科クリニックで10年間勤務
自身の妊娠・出産をきっかけに女性のケアについて学びを深め、女性のケア・産後ケアに力を入れている
これまでにクリニック内での産後ケア講座をはじめ
子育て支援センターや地域センター、市のイベントなどでの講師として登壇
オンラインでの講座も開催。

「女性の人生を豊かに。ママの幸せは家族の幸せ。」そんな想いを胸に一人ひとりに寄り添ったサポートをしています。

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